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四国八十八ヶ所

阿 波 札 所 マ ッ プ
土 佐  札 所 マ ッ プ
土佐札所スナップ写真 

第21番太龍寺〜第30番善楽寺

位 置 本 尊 由 来 と 印 象
第21番太龍寺 阿南市 虚空蔵菩薩 青年の頃の大師はここ太龍寺と室戸崎において修行の地とした
    ご詠歌
たいりうのつねにすむぞやげにいはや
しゃしんもんじはしゅごのためなり
ひと山を越えて那珂川に出る。鷲の里駅からロープウェイに乗る。すぐ下の那珂川を越え山の峰を2つこえるというずいぶん壮大なスケールのロープウェイである。総工費26億円という。途中、棲息したという狼の像や太龍岳の絶壁に修行している大師の像が見える。樹齢数百年の老杉が本堂をはじめ諸堂を護っている。まさに西の高野と呼ばれるにふさわしい。
  
ゴンドラの影歪み過ぐ冬紅葉23yakuou.jpgへのリンク
第22番平等寺 阿南市 薬師如来 人々を平等に救うために寺号を平等寺とした。このとき、錫杖で大地を掘ると乳のような霊水が出てきたので白水山の山号をつけた

ご詠歌


びゃうどうにへだてのなきときくときは
あらたのもしきほとけとぞみる
阿南へ流れる桑野川の上流であるが、平地にあり難なく行けてほっとする。白水の霊水が山号ともなっているので少し探したが分からないので聞く。階段のすぐ右にあった。人は気づかない。小さな祠があり柄杓をかろうじて入れるだけの隙間がある。私が覗き込むと他のお遍路さんが不思議そうに見に来た。水に届くのですかって。水がすぐあるが湧くというより溜まっているという感じであった。
  
声かけてすぐ友となり石蕗の花
第23番薬王寺 海部郡 厄除薬師如来 この地で阿波一国二十三ヶ所を終え結願となる。大師42歳の時、自他の厄除けを誓願し、一刀3礼して薬師如来を刻む。厄除けと知られ年間100万人が参拝する
    
ご詠歌

みなひとのやみぬるとしのやくおうじ
るりのくすりをあたえましませ
平等寺から24号線。55号線と走り30分で着く。といっても23キロもある。ずいぶん南に来てしまった。仁王門を入ると女厄坂三十三段。さらに本堂へ男厄坂四十二段をのぼる。一段ごとに十円玉を落としながら登っていくのがお参りの仕方だそうだ。さらに還暦坂をのぼると眼前に日和佐の町や海岸が見える。これで阿波二十三寺を打ち終えたなあと感慨にふける。他のお遍路さんは今日どこに泊まるのかなと思いながら帰りをいそぐ。
  手をとりて登る厄坂実南天
第24最御崎寺 室戸市 虚空蔵菩薩 大師が19歳の時、ここの洞窟で修行し、太龍岳で果たせなかった「求聞持の法」を成就された。この室戸岬からみる広大な空と海より空海と名づける
 


ご詠歌

みょうじゃうのいでぬるかたのひがしでら
くらきまよいはなどかあらまし
聞きしに勝る室戸岬。御厨人窟から一気に車で登ると太平洋が一望できる。山頂付近に建立されている境内は木々の中にあり涼しげ、鐘石なるものがありたたくと響く不思議な石が置いてある。何度も叩いていると香川の五台山にもあると誰かが教えてくれた。
 
鐘石てふ石叩く寺薄暑
第25番津照寺 室戸市 楫取延命地蔵菩薩 国守の山内忠義は海難に遭ったが大僧が現れ船の楫をとり室戸岬へ避難できた。その僧は津寺の本堂の中へ消えた。ご本尊が大僧であったのである
  
  ご詠歌

のりのふねいるかいづるかこのつでらまよふわがみをのせてたまえや
急な百八の石段を登ると本堂がある。途中竜宮城の入り口のような鐘楼があり、撞いてみたくなる。撞けば時告げるように室戸港中に広がったのではないかと恐縮する。左手の一木神社には八重桜が咲き残り人柱の話と相まって淋しげであった。
 
鐘楼の窓に海あり余花残花
第26番
金剛頂寺
室戸市 薬師如来 室戸岬の聖最御崎を東寺として相対し西寺と呼ぶ。この山で修行し鎮護国家の勅命を帯びて寺を創建。
 
   ご詠歌
おうじゃうにのぞみをかくるごくらくはつきのかたむくにしでらのそら
海抜200mの山道登りきると有料駐車場がある。途中、タイヤが路肩から落ち、立ち往生していたので二人で押してあげた。慣れないドライバーがいないと狭くて難しい所がある。修行の場にふさわしいところである。火災に何度も遭ったようで比較的新しい。檀家に鯨の砲手がおり、記念塔を建てた。
 
栗の花抜き抜かれゆく遍路坂
第27番神峰寺 安芸郡 十一観世音 当初、天照大神、その他諸神が祀られ、後に行基がし十一面観音を刻んだ。土佐の関所と呼ばれ勾配45度1.3qの急坂がある。
    
ご詠歌

みほとけのめぐみのこころこうのみねやまもちかいもたかきみづおと
土佐の関所と呼ばれるぐらいで歩き遍路には、難行。ウグイスが間近に鳴いているので探すと運良く見つけられた。境内には名水が湧き口に含んで飲んではみたが、あまりおいしいと感じなかった。
 
老鶯の間近に来てをり札所寺
第28番大日寺 香美郡 大日如来 聖寺の開基は行基菩薩。大師が大同年間に巡錫され楠に薬師如来を刻んだ
   



ご詠歌

つゆしもとつみをてらせるだいにちじ
などかあゆみをはこばざらまし
大日寺という寺は、三ヶ所ある。第4番、第13番そしてここ第28番。龍河洞へ行く道を通っていくと少し山手に入る細い道をあがる。無料駐車場であるが、案内してくれる。本堂は比較的新しい。野市には坂本龍馬の人生をろう人形で再現した龍馬歴史館があり、ゆっくり見て周ったので大日寺の印象が薄れてしまった。
 
深山路の遍路列なす栗の花
第29番国分寺 南国市 千手観世音 寺は聖武天皇の勅を受けた行基菩薩が本尊千手観音を刻んで開創した。近くに国府があり紀貫之が赴任したところで屋敷あともある
  



ご詠歌

くにをわけたからをつみてたつてらの
すゑのよまでのりやくのこせり
「ごめん」行きという市電を見かけるが、終点のごめんまちを少し離れると国分寺がある。仁王門から本堂にかけての長い参道はとても美しい。また、本堂も天平様式でなんともシンプルで気品がある。この国府には紀貫之も赴任している。
 長塀をまわり吹き込む植田風
第30番善楽寺 高知市 阿弥陀如来 桓武天皇の頃、大師がこの地に巡錫し土佐一ノ宮別当寺として建立
 
   ご詠歌

ひとおほくたちあつまれるいちのみやむかしもいまもさかへぬるかな
ちょうど高知市街が見えはじめたところに善楽寺がある。土佐一宮別当寺だけあって大きな森の中にある。一宮の末社という歴史を引きずっているのか、駐車場も寺も狭い。
 法灯の暗き扉や杜鵑花咲く

31番竹林寺〜第45番岩屋寺

第11番藤井寺〜第20番鶴林寺