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位 置 |
本 尊 |
由 来 と 印 象 |
| 第11番藤井寺 |
麻植郡 |
薬師如来 |
大師は三方を山に囲まれた霊地に堂を作り、その前に五色の藤を飾れらた |

ご詠歌
いろもかもむひちゅうどうのふじいでらしんにょのなみのたたぬひもなし |
駐車場が有料というのでびっくりする。今までで初めてだから。もともと車で行くというのも不埒な考えだが・・・。境内に入ると寺名にふさわしく藤棚があちこちにある。裏山からすぐ焼山寺への遍路道が見える。すぐ急坂で、少し歩いてみたが、すぐ閉口した。この道を6時間も歩いたら人生観が変わるかも知れない。
これよりは椎降る道や島遍路 |
| 第12番焼山寺 |
名西郡 |
虚空像菩薩 |
この山には毒蛇が棲み、火を吐いて危害を加えた。大師が真言を誦し岩窟に封じた |
 
ご詠歌
のちのよをおもへばくぎゃうしょうさんじしでやさんづのなんじょありとも |
徳島より車道では谷あり山越えありの片道42q2時間。しかも、車の幅ぐらいの道が何カ所もあって、初心者は危険ですという注意書きがある。やがて、着いたところは、海抜800mぐらいで青空が真近くに見える。四国八十八ヶ所中、6ヶ所の苦行の場があるが、その1つになっている。
鐘の音の秋天へ抜け焼山寺 |
| 第13番大日寺 |
徳島市 |
十一面観世音 |
この地で巡錫された時、大日如来が現れた。門前の一宮が建てられた時、管理した |
 
ご詠歌
あわのくにいちのみやとはゆうだすきかけてたのめやこのよのちのよ |
鮎喰町から入ったところ一宮町。少し田舎というか素朴な風景が感じられる、境内には合掌した形の手の中に観音様がおられた。また、道をはさんで一宮があり、りっぱな石灯籠があった。
新緑や鳥居に並ぶ苔灯籠 |
| 第14番常楽寺 |
徳島市 |
弥勒菩薩 |
大師が滞在中この地で弥勒菩薩を感得した。釈迦の救いが得られなかった人を救う |

ご詠歌
じゃうらくのきしにはいつかいたらましくぜいのふねにのりおくれずば |
山中に位置するので境内は岩肌がそのまま露出して風情があった。道幅が狭く、結構、車が来ていたのでごった返しであった。大きな銀杏の木の分かれ目に観音様が座っておりましたのでびっくりしました。
新樹して笑みこぼすかに観世音 |
| 第15番国分寺 |
徳島市 |
薬師如来 |
聖武天皇が全国に国分寺を建てた。この地に大師が留錫された |

ご詠歌
うすくこくきわけわけいろをそめぬればるてんしゃうしのあきのもみじは |
聖武天皇の頃より、札所はりっぱに現在にまでのこっているが七重の塔が焼失してしまっている、しかしその心礎が残っている。和歌山の国分寺は、まったくの廃寺で、誰も来ないし居ない。
立葵阿波七重の塔の跡 |
| 第16番観音寺 |
徳島市 |
千手観音菩薩 |
聖武天皇勅願の道場。大師が留錫し本尊を刻まれた |
ご詠歌
わすれずもみちばきたまへかんのんじ
さいほうせかいみだのじゃうどへ |
昔のせまい道路にあり、寂れて見過ごしてしまうような所に位置しているが、当時の面影はそのせまい道沿いの商店街にある。境内は思いのほか広い。ここでもお遍路さんがいっぱい居た。
錫杖の音遅れゆく夏遍路 |
| 第17番井戸寺 |
徳島市 |
七仏薬師如来 |
本尊は聖徳太子の作。大師は本尊を拝し修行し十一面観音を刻んだ。この地の水が悪いので錫杖で井戸を掘ったら清水が出てきた |

ご詠歌
おもかげをうつしてみればいどのみずむすべばむねのあかやおちなむ |
弘法大師ゆかりの井戸がある。のぞいて自分の体が映れば無病息災とかで、私ものぞき込んだら、水があった。だからたいがいの人は映る。ここの境内は、広い。
苔の花井戸に四十路の顔確か |
| 第18番恩山寺 |
小松島市 |
薬師如来 |
聖武天皇の勅願で行基が開祖。女人禁制だったが、大師が秘法で女人開禁の祈念をし母君を伴って日夜孝養を尽くした |

ご詠歌
こをうめるそのちちははのおんざんじ
とぶらいがたきことはあらじな |
山道を登り切ると右手に弘法大師御母公玉依御前ゆかりの地という石碑が建っており、大師堂のすぐ横には御母公剃髪所がある。奥の階段をのぼって本堂にいく。ここへ、札所と知らず1度来たことがある。山の中腹にあるため振り返れば遠く小松島港が見える。
椎の実や昔遊びし日々うかび |
| 第19番立江寺 |
小松島市 |
延命地蔵菩薩 |
四国八十八カ所に四ヵ所あるという関所の1つ。心の邪悪な者は九つ橋を渡れない。大師は本尊があまりにも小さいので大像を作った |

ご詠歌
いつかさってにしのすまいのわがたちえ
くぜいのふねにのりていたらん |
恩山寺から国道へ出ずに遍路道を通ると立江寺につく。境内に入ると高野山の別格本山にふさわしく多宝塔をはじめ諸堂が立ち並ぶ、遍路姿の大師像もひと際大きい。お京物語に登場する本堂の鉦を見ながら合掌した。なお、寺の片隅に人知れず黒髪堂があるが、のぞいて見るとほんに鉦に巻きついた黒髪が見える。
柿実る村里を過ぎ遍路坂 |
| 第20番鶴林寺 |
勝浦郡 |
地蔵菩薩 |
阿波の札所では焼山寺以上の難所と言われる。黄金の地蔵菩薩が老杉に降臨し二羽の鶴が護っていた。大師がそれを胎内に納め本尊とした |

ご詠歌
しげりつるつるのはやしをしるべにてだいしぞいますぢぞうたいしゃく |
勝浦川を右に見ながら10数キロ上に上ると入り口がある。そこから標高570メートルの山頂まで4キロ険しい山道が続く。自転車遍路に出会った。帰りは楽だろうが行きはきついだろう。仁王門には木彫りの阿吽の鶴がある。奥深く杉木立を歩くお遍路は美しいが、りっぱなコンクリート造りの宿坊が似つかわしくない。本堂へいくと杉の落葉がさんさんと降ってくる。ここにも真鍮の阿吽の鶴があった。
木の葉雨口を開けたる鶴の像。 |